CRB指数のチャート、総合商社の収益とちょこっと連動しているかも!?

(2013/03/15)

今週届けられた『日経ビジネス』の特集は「商社の異変」。過去数年に渡って続いた未曾有の資源相場の高騰(資源バブル)で、濡れ手に粟のぼろ儲けと言ってもよいくらいの高い利益を稼いできた総合商社が、ここへ来て方向転換を迫られている状況を追ったルポだ。

同誌の記事によると、1990年代に「低調な資源相場と円高を背景に大手商社は海外の資源権益を割安に取得していた」。その後、中国の急激な経済成長による資源への旺盛な需要を背景としてコモディティ・バブルが発生。三菱商事、住友商事、三井物産、伊藤忠商事など各社は、この資源ブームに乗って莫大な利潤を得たという。
この記事で紹介されている事例として、20代の若手商社マンは「俺はこんなにボーナスをもらっていいのだろうか」とつぶやいており、最近では「一度に100万円単位のボーナスをもらうのが普通になった」のだという。
このように総合商社にとっては非常に景気の良い状態が続いていたのだが、ここ最近の資源相場の市況の変化により、商社の収益構造にも影響が出てきているのだそうだ。

ここ数年の総合商社の収益に大きな影響を与えてきた資源相場は、実のところどのように動いてきたのか?をチェックしてみたい。

全世界のコモディティ(商品)市場の値動きを知りたいときに便利な指標のひとつが、CRB指数だろう。
リンク先のiFinanceの用語解説ページにある通り、「ロイター/ジェフリーズCRB指数(Thomson Reuters/Jefferies CRB Index)」は米国と英国の各商品取引所で取引されているエネルギーや貴金属、農産物などの先物取引価格から算出される国際商品指数を指しており、2005年時点の修正で、原油、無鉛ガソリン、天然ガス、金、銀、銅、大豆、小麦などの19品目で構成されている。

このCRB指数の推移について、『日経ビジネス』では2001年から2013年現在までのチャートが掲載されているが、せっかくなので、さらに期間を長くとってこの商品指数の推移を見てみたい。

下記のチャート画像は、英文ニュースサイト『VOXXI』の記事から引用させて頂いたもの。1988年から2013年現在までのCRBインデックスの推移を確認することができる。

crb.png
(出典:voxxi.com)

このチャートを見ると、2000年に入るまでの10年間は多少の浮き沈みはあるものの比較的平穏に(?)指数が推移してきたものの、2003年辺りから急激な上昇を開始。2008年に500ポイントに迫る高ポイントを付けた直後に200ポイント付近まで急落。その後は徐々に回復してきているものの、2008年のような急騰が再び起こるかどうかはちょっと分からないよね・・・という感じだろうか。
このチャートを見る限り、過去数年間に渡って、三菱商事をはじめとする総合商社が記録的な高収益を記録してきたのも分かるような気がする。

例えば、三菱商事の株価を2003年くらいからのチャートで見てみると、確かに、CRB指数の推移の動きとなんとなく似ているような気がする。

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