レーガノミクスの意味は?

(2013/03/20)

「アベノミクス」という言葉がここのところ連日のようにマスメディアを賑わしており、今年の流行語大賞になるかも!?という勢いのようだ。昨年の選挙で自民党が政権を奪取したのちに、安倍晋三総理がアナウンスした政策の総称を指す「アベノミクス」という言葉の語源は、過去に米国のロナルド・レーガン大統領が実施した一連の経済政策の総称である「レーガノミクス」から来ている。

レーガノミクスとは?

1980年代にレーガン政権が実施した政策のリストを、箇条書きでメモしておきたい。

  • 減税。富裕層を対象とした減税により、貯蓄の増加と労働意欲の向上を図る。
  • 歳出削減。福祉予算、社会保障関連の財政支出を大幅に抑制し、そのぶんを軍事費に充当する。
  • 規制緩和。諸規制の見直しを行って自由化を促進し、産業界が自力で活性化する後押しをする。
  • 金融政策によるマネーサプライのコントロール。マネーサプライを抑制し、インフレ率を低下させる。

リンク先のWikipediaの解説によると、レーガン政権がレーガノミクスの実施に乗り出した背景には、慢性的なスタグフレーションと失業の問題があったという。つまり、当時のアメリカは、景気が悪くて労働者の賃金が上がらない(もしくは職そのものを失ってしまう)状態であるにも関わらず、物価だけが上昇を続ける劣悪な経済環境に悩まされていた。

レーガノミクスに対する評価は?

レーガノミクスに対しての歴史的な評価はいろいろあるようだ。

例えば、株式投資情報ブログ「塩漬け姉さん」の【元祖バラマキ】 レーガノミックスの怪によると、減税によって景気は一時的に持ち直し、失業率は低下したものの、(税収が減ったため?)財政赤字は当然のように増加。金利が上昇してしまい、結果としてドル高が急激に進行。ドル高は1985年のプラザ合意で「力ずくで」ドル安に誘導するまで続いたという。
同記事によると、レーガノミクスがもたらした最もネガティブな負の遺産のひとつが、国防費の膨張による財政赤字の拡大(つまりは政府の借金の増大)であると読み取れる。

一方で、レーガノミクスの効果をポジティブに評価する見方もあるようだ。

例えば、国際貿易投資研究所の「レーガノミックス再評価」というコラムでは、レーガン政権時代の規制緩和が、後々の米国企業、とくに情報通信/ITの分野の企業の活性化に結びついており、「レーガノミックスなかりせば、90年代を通じての長期経済拡大はなかった、との指摘はあながち否定できない」と評している。
確かに、今の米国で力を持っているグーグル、マイクロソフト、アップル、フェイスブックなどの企業は、いずれも1980年代以降に急激に成長してきた新興企業群だ。そう考えると、これらの企業の隆盛の起点となったのがレーガノミクスであった、と考える見方が出てくるのも当然といえば当然だろう。

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