用語:営業利益と経常利益の違いとは?

(2013/03/30)

「営業利益」「経常利益」といったキーワードで検索して当ブログに訪問されている読者の方も少なからずいるようだ。中には、営業利益と経常利益の違いについて調べられている方もいるようなので、用語の意味について簡単にメモしておきたい(当然のことながら、私も素人なので間違いなどあればご容赦ください(^ ^;

営業利益とは?

iFinanceの解説ページにもあるが、営業利益の教科書的な定義は、「売上総利益(粗利益)」から「販売費及び一般管理費(販管費)」を差し引いた後の利益となる。また、営業利益は、「事業の本業での儲け」と説明されることもよくある。

営業利益とは何か?をざっくりと理解するために、例として、我々がラーメン屋を営んでいると想定して考えてみたい。

先に登場した用語のうち、「売上総利益(粗利益)」というのは、ラーメン屋で言うと、実際に発生した売上(お客が支払った金額)から、ラーメンの原材料(麺、野菜、チャーシュー豚肉、ニンニクなどなど)の仕入れ代を差し引いた金額となる。

ちょっと乱暴な例かもだけど、ラーメン一杯あたりの粗利益を計算してみる。
例えば、ラーメン一杯あたりの原材料費が600円として、そのラーメンを食べたお客が700円支払ったとしたら、ラーメン一杯あたりの粗利益は、700円-600円=100円 となる。ちなみに、当然のことながら、原材料費と同じ価格(600円)でラーメンを販売したら、粗利益はゼロ円となって商売にならなくなる。

次に、「販売費及び一般管理費(販管費)」。これは、事業を営むために必要な費用を指す。
ラーメン屋の場合は、例えば以下のような支出がこの項目に含まれる。

  • 店舗の家賃
  • 調理器具(包丁、まな板、鍋など)の費用
  • 光熱費(電気代、調理にかかるガス料金など)
  • 電話料金
  • 雇っているアルバイトに支払う人件費
  • 取引先を接待する際に支払った交際費
  • チラシやネット広告などにかかる広告費

ちなみに、営業利益については、当ブログの過去記事営業利益=「売上総利益」-「販売費及び一般管理費(人件費など)」も参考にされたい。

経常利益とは?

経常利益とは、「営業利益(営業損失)」に「営業外収益」を加え、そこから「営業外費用」を差し引いた後の利益を指す。通称で「ケイツネ(経常)」と呼ばれることも多い。

まず、営業外収益とは、本業以外の要因で得られた収益のこと。
ここには、主に財務活動から得られた収益が含まれ、例として、受け取った利息や配当金、流動資産の売却益、不動産賃貸収入などがある。

例えば、ラーメン屋の法人として貸しビルを所有していて他のテナントに貸して家賃収入を得たり、(ちょっと極端なケースだけど)株式や為替の先物取引を行なって利益を上げているとしたら、それらの収益は営業外収益の欄に計上されることになる。

次に、営業外費用。営業外費用とは、本業以外の活動(財務活動や投資活動など)によって発生する費用を指す。
例えば、ラーメン屋の開業資金を銀行から借り入れていて、利息を銀行に支払っている場合、その費用はこの欄に計上されることになる。

ここまで見てくれば、営業利益と経常利益は別物であり、その違いについてだいぶハッキリ理解できるのではないだろうか。

例えば、仮にラーメン屋が大繁盛していて本業としては利益を出していても(つまり営業利益が出ていても)、店主が法人としてデリバティブ取引を行って大損ぶっこいたら、経常利益はガクンと落ちる。

逆に、ラーメン屋にほとんど客が入らず閑古鳥が鳴いていたとしても(つまり営業利益は出ていなくても)、法人としてレバレッジを目いっぱいかけて株式の先物に投資し、一か八かのギャンブルに大勝ちしたとしたら、経常利益はグンと増えることになる。
まあ、実際にそんなケースはほとんど有り得ないし、そもそもそんな事業は健全とは言い難いけれども・・・(^ ^;

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