クウェートが米ドルペッグ制を放棄―ペルシャ湾岸の通貨統合計画に影響か!?

(2007/05/21)

世界の主要通貨に対して下落傾向にある米ドルに、また追い討ちをかけるようなニュースが・・・。ロイターの報道によると、産油国のクウェートが、米ドルペッグ制を放棄し、通貨バスケット連動制に移行したとのこと。

ところで、「通貨バスケット制」ってどういう意味だっけ?・・・「自国の通貨を複数の外貨に連動したレートにする固定相場制」のこと。つまり、「複数の外貨」を選んでバスケット籠にまとめて放り込み、ガチャガチャこねて合体させ、ひとつの仮想通貨を作り上げて為替レートを計算する、というふうに理解しているんだけど・・・もし間違っていたらご指摘ください(^ ^;
ちなみに、「どの通貨をどのくらい混ぜるの?」各通貨の配合比率は、その国との貿易関係の深さ・親密さで決定されるようだ。

今回、クウェートの中央銀行は、「ここ数週間ペッグ制維持を試みてきたが、米ドルの対主要通貨での下落を受け、一部で輸入コストが上昇しているため、インフレを抑制するためやむを得なかった」と発表しているようだけど・・・理由は、それだけなんだろうか。

通貨バスケット制を採用したことで、クウェートの自国通貨は米ドルと運命を共にせずに済む、というメリットを享受できる。万が一、ドルの価値が暴落しても、道連れとなって悲惨な目に逢わずに済むわけだ。

しかし、ドル離れは、良いことずくめでもないようだ。クウェートを含むペルシャ湾岸の6カ国は、2010年に通貨統合する計画を立てており、先月2007年4月には、米ドルとのペッグ制を約束どおり維持していく方向で、形の上では合意したばかり。今回、クウェートがドルペッグ制を放棄したことで、ペルシャ湾岸の通貨統合計画の実現が怪しくなる可能性もある。クウェートも、「通貨統合には引き続きコミットする」との声明はいちおう発表したようだけど・・・。

それはともかく、世界の至るところで、ドルが売られている印象をぬぐえないのは、自分だけだろうか・・・。円との為替レートは例外としても、世界規模ではドル安傾向に拍車がかかっているように思える。例えばカナダドルに至っては、2007年5月21日に、実に30年ぶり(!)に対米ドルで高値をつけたそうです、ハイ。

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