ジム・クレイマー氏、CNBCの番組でドイツ銀行の破綻騒動パニック売りに言及

(2016/10/01)

モーゲージ担保証券(MBS)の不正販売による巨額の罰金を米司法省から課された経緯もあり、破綻の可能性もささやかれ、株価が10ユーロ台まで大幅に下落してしまったドイツ銀行。
歯に衣着せぬストレートな経済分析で定評のあるジム・クレイマー氏が、自身が司会を務めるCNBCの投資情報番組番組「MAD MONEY」で、ドイツ銀行を巡るここ数か月の騒動に言及している。

クレーマー氏によると、「ドイツ銀行の状況は、世間で言われているほどヤバくない。みんな、必要以上に騒ぎすぎ!」とのこと。

ドイツ銀行は米司法省への罰金支払い能力は十分にある

CNBCのサイトに掲載されている記事を拙訳でまとめてみたい。

  • ドイツ銀行をドイツ版リーマンと喩えて危機を騒ぎ立てているが、実状はそこまでひどくない
  • ウォール街やメディアは、状況のネガティブな面ばかりを見て、必要以上に危機を誇張して騒ぎ立てている。ネガティブな見解を強調して伝えるぶんには、自分のキャリアには何のリスクもないからだ
  • ドイツ銀行は1.8兆ユーロの資産を有しており、2,200億ドルもの現金を保有している
  • 司法省がより多額の罰金の支払いを要求したとしても、最悪のケースでも、ドイツ銀行はドイツ政府から資金を調達することができるはずだ

クレイマー氏はこんなコメントも放っている。

「誰かが、「ドイツ銀行は次のリーマンだ!潰れるぞ!」と騒いでいたら、どうかお願いですから、まともに真に受けないでください」

で、ドイツ銀行が潰れる確率は・・・?

クレイマー氏は、破綻の危機が訪れるリスクを「ほぼあり得ない」一蹴しているけれども、まったくあり得ないとも言えないかと・・・。

司法省へ巨額の罰金を支払ってもバランスシートは持ちこたえられるかもしれないが、コンテクスチュアル・インベスツメンツの広瀬氏は、ドイツ銀行の危機は、バランスシートの危機というよりも、収益性の危機であると指摘している。

赤字決算を発表した通り、同行は、どの事業でどのように収益を上げていくか?の道筋があまり見えていないというのだ。

ビジネスを営み、利益を上げることが企業の存在意義なので、ドイツ銀行が収益を上げられない体質になってしまっているとしたら、これは確かに深刻な問題だ。
利益を生み出せないということは、投資家、株主に対して配当を支払うこともできなくなる。

逆張りでドイツ銀行の株式を買ってみようか、ともちょっとマジメに考えているのだけど、もし仮に、同行が無配、ないし配当利回りが極端に低い状況が長く続くようであれば、株価の低迷が長引いた場合にリターンを上げづらくなる(・・・というか、ドイツ銀行の株をホールドして持ち続ける理由が無くなってしまう)ので、悩んでしまう(^ ^;

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