金の広報機関WGC(ワールド・ゴールド・カウンシル)が、2007年第1四半期の金の需給レポート(PDFファイル)を発表した。世界の主要金鉱山40社の共同出資により設立された経緯から、WGCが公表する統計資料は、GFMSのレポートと並んで、ゴールドの需給分析には欠かせないデータと見なされているようだ。
日本語で読めるWGCレポートの概要としては、メルマガ「ファンダメンタルズでみる商品先物相場の戦略」の解説が分かりやすかった。
サマリーだけ拾い読みすると・・・金額ベースでの金需要は174億ドルで、前年比22%、4年前と比較すると2倍以上に拡大しているとのこと。消費需要はインドや中国での増加が目立ち、それぞれ前年比で50%、31%増加。逆に、金供給は、引き続きタイトで前年比2%減少したそうだ。
需給を左右しそうな特記要因としては、ETF(上場投資信託)の成長率が昨年から鈍化したことと、自動車部門の排ガス抑制などを含むナノテクノロジーで金が使われており、今後の需要増加につながると見込まれる、というのが注目すべきポイントか。
今回のレポートでは、ひとつおもしろいイベントも紹介されている。中国の暦では、今年は60年に1度の「金豚の年」に当たり、旧正月には、金運の象徴とされる金の豚の置物がバカ売れ。これが中国本土でのベビーブーム、株価バブルの高騰ももたらしたばかりではなく、金の需要も上昇させる要因になったそうだ。伝統的な風習が、世界の金の需給にまで影響を及ぼしてしまう中国。おそるべし・・・。
金の価格の上昇を受け、インドでの需要も、さすがにちょっと、ゲンナリ気味になってい...
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