ケンミレ株式情報のコラム「株式投資で『100%負けない』方法とは」って・・・

(2007/05/27)

朝日新聞で、ケンミレ株式情報の「株式投資で『100%負けない』方法とは」というビックリするようなタイトルのコラムを見つけた。今どきでは珍しいほど直球勝負の題名なので、逆説的に銘柄選択の効果を否定するモダン・ポートフォリオ理論の話になるのかと思ったら、売買タイミングを読む株式の投資法がそのまま書かれていたので、またまたビックリ・・・。

とにかく、このコラム、書かれている内容が薄く、まったくの投資初心者を対象としているのか、もしくはある程度経験を積んだ読者を対象とした指南なのか、ちょっと分かりづらい。

『日経平均やTOPIXなど株式市場全体の動きを表わすチャートで今が買っても良いタイミングかどうかをチェックして、「買っても良いタイミングに来ている」と判断できれば、買いたい銘柄の候補を探すステップに進みます。「まだ買っても良いタイミングではない」「買っても良いか悪いかが判断しにくい」と思ったら、無理をしないで待ちます。』

チャートを見ながら売買タイミングをつかめと言っているので、テクニカル分析を推奨していることになる。でも、そもそも、「買っても良いタイミングに来ている」と判断することが難しいからこそ、これだけ株で損する人が大勢いるわけで・・・どうすれば「買っても良い」と判断できるのか、その肝心の部分のコツを飛ばしてしまっては、テクニカル投資法のアドバイスとしても非常に物足りないんじゃないか。

『決めた買い値に株価が近づいてきてもすぐに買い注文は出しません。「この買い値で本当に買っても良いかどうか」を再びチャート(テクニカル分析)および市場環境や個別銘柄のニュース(ファンダメンタルズ分析)をチェックして、“前に買い値を決めたときと大きな変化がないかどうか”を再確認します。』

そもそも、「この買い値で本当に買っても良いかどうか」確実に判断できる方法なんてものが世の中に存在するのであれば、自分が教えて欲しい。『マネーの公理』の著者によれば、相場というのは、企業の経営者、従業員、商品の消費者、社会全体の環境など、無数の人間の思惑が複雑に絡んだ世界での「結果」であり、それを確実に予測できるなどと考えないほうがよいという。未来のことは予測できないし、絶対にリターンがプラスになる方法なんて存在しない。このスタンスを、まず基本原則として教えることが大切だと思うけど・・。
また、「個別銘柄のニュース」をチェックすることが、イコール、ファンダメンタルズを分析すること、と書いてしまうと、とくに初心者の人は誤解してしまわないかなあ・・・。

<スポンサーリンク>

トラックバック

«  | このブログのトップへ戻る |  »

※このブログは個人の情報収集を目的として運営されているものであり、投資アドバイスや特定の金融商品の購入を推奨する意図はありません。その内容から生じるいかなる損失に対しても責任は負いかねます。投資は自己責任でお願いします。

スポンサーリンク


カテゴリ

リンク

RSSフィード

プライバシーポリシー

当サイトでは、第三者配信による広告サービスを利用しています。このような広告配信事業者は、ユーザーの興味に応じた商品やサービスの広告を表示するため、当サイトや他サイトへのアクセスに関する情報 (氏名、住所、メール アドレス、電話番号は含まれません) を使用することがあります。このプロセスの詳細やこのような情報が広告配信事業者に使用されないようにする方法については、こちらをご覧ください。