OTCデリバティブとは?―ベア・スターンズの格下げにあたって

(2007/08/04)

NYダウ、金曜にまた反落しましたな・・・。いちカイにヤリさんの記事十分気をつけるに越したことは無い証券会社の社債格付けダウングレードで、ちょっと気になる記述が。スタンダード&プアーズが、米国の証券会社ベア・スターンズの信用格付けアウトルックを「ネガティブ」に引き下げさげたそうな。このムードが最悪の事態を迎えると、「OTCのデリバティブのマーケット全体にクレジット・クランチを引き起こす可能性が高い」という。

自分はそもそもOTCという言葉を聞いたことがなかったので、ちょっと調べてみた。はてなダイアリーでの「OTC」の解説によると、

"広義には取引所を通さない証券会社等との相対取引(店頭取引)、またはその対象。具体的には非上場株式、ほとんどの債券、為替、スワップやOTCオプションその他のデリバティブなどの取引マーケット。
狭義では、日本の証券業協会に登録されている店頭取引有価証券のための市場(店頭市場)、またその取引(店頭売買取引)。"

なるほど、証券取引所を通さず、面と向かって行う取り引き、といった意味だろうか。
例えば、すでに上場廃止になっているライブドアの株が欲しいと思っても、当たり前だが、証券取引所では買えない。ライブドアの株を持っている証券会社の店まで、トコトコ出向いていって、証券会社の人に、「ライブドアの株を売ってくださいな」と面と向かって頼み、譲っていただく必要がある。これも「OTC」取り引きのひとつだろう。

で、前述のいちカイにヤリさんの記事が指摘するのは、OTCのデリバティブ取引で交わされた「約束事」の金額が、総計で2990兆円という冗談のような金額に達してしまっている現状のやばさ。

"ただ問題なのはOTCのデリバティブ市場全体では2990兆円もの約束事が取り交わされており、その大部分が証券会社や投資銀行のペーパーを噛ませてあるということは「実質的な二重担保」が続出している筈だということです。若しなにかの拍子に破綻する証券会社が出ればギョーカイ全体として自己資本の何十倍分の資本をふっ飛ばしてもおかしくない計算ではないでしょうか?。"

2990兆円なんて「大金」、この世に存在するはずがないだろうっての・・・なにがどう転ぶと、そんなことになってしまってしまうのよ・・・。

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